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CASE 8

笠間の家

陶芸の町のケヤキとサクラ

陶芸の町に建つ、既存のケヤキとサクラを愛でる30代夫婦の住宅です。

建物の東側には、ケヤキの大木があります。
建物へのアプローチは、このケヤキを中心に円弧を描くように計画しました。
敷地の周囲は丘陵の山野草や果樹が茂る傾斜面に囲われ、その縁辺部には建主の原風景であるサクラが並びます。
2階吹抜の開口部は桜並木に向け大きく開きました。
一方で和室においては傾斜面を直接望む開口は設けず、その多様な山野草を飾り棚の一輪挿し(笠間焼)に生け、
四季の風情を象徴的に感じるための空間として設計しました。

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